見えはじめた、緩和政策の縮小
毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で43週目を迎えました。
また今年から「S&P500」と「ダウジョーンズ」のレバレッジ投信の積立も新たに加えています。
ここまでの積立結果は次のとおりです。
2021/6/22時点(積立第43週 累計積立額 各19800円/新規2投信は10700円)
評価額・収益・通算騰落率(前回比)
FANG+ 2倍レバレッジ 23750円・+3950円・+19.9%(+5.4%)
FANG+ インデックス 22941円・+3141円・+15.9%(+3.1%)
NASDAQ 2倍レバレッジ 23912円・+4112円・+20.7%(+3%)
NASDAQインデックス 22808円・+3008円・+15.2%(+2%)
S&P500インデックス 22814円・+3014円・+15.2%(-0.6%)
楽天レバレッジバランス 21801円・+2439円・+12.3%(-0.5%)
S&P500 2倍レバレッジ 11517円・+817円・+7.6%(-3.7%)
ダウ 3倍レバレッジ 11284円・+584円・+5.5%(-12.6%)
今回はナスダック系のファンドが上昇、S&P500とダウジョーンズ系のファンドがやや下落という成績でした。
先週注目されたのはFOMCの議事内容で、その結果、政策金利の引き上げが当初の予想(2023年)より早まるのではないかとの観測が出て、市場は動揺しました。
現段階で、株価が上がる要因と下がる要因を整理してみると、次のようになるでしょうか。
「株価上昇」
・金融緩和政策の継続
政策金利が低く抑えられ、市場に資金が注入されている間は、基本的に株価が上がります。
「株価下落」
・長期金利の急上昇
米国債の長期金利が上昇すると、特にハイテク、グロース株が下がります。
・インフレ率の上昇
物価が上がると、金融緩和政策の終了が早まるとの予測から、株全般が下がります。
失業者数の減少等、良い経済指標が出た場合にも、同様の傾向が見られます。
・テーパリング(緩和政策の縮小:年内開始?)
テーパリング=市場に投入されるお金の削減 なので、株式市場は大きく動揺します。
いまはいかに混乱を抑えつつ、テーパリングを行なえるかが焦点となりつつあります。
・政策金利の引き上げ(2022年?)
緩和政策が終わるので、金融相場が終了します。
以降、株価は下落に向かう可能性が高いです。
金融緩和政策が続く間は、株価は緩やかながら上昇を続けていくと思います。
ただし、これからは下側のグループのニュースが流れるたびに市場が動揺して、株価が下落する局面も多くなってくるのではないでしょうか。