バイデン富裕税の行方
毎日100円ずつ、レバレッジのかかった米国株投資信託を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と損益を比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で35週目を迎えました。
また今年から「S&P500」と「ダウジョーンズ」のレバレッジ投信の積立実験も新たに加えています。
ここまでの積立結果は次のとおりです。
2021/4/26時点 (積立第35週 累計積立額 各16200円/新規投信は7100円)
評価額・収益・通算騰落率(前回比)
FANG+ 2倍レバレッジ 20255円・+4055円・+25%(-7.5%)
FANG+ インデックス 18850円・+2650円・+16.4%(-4.3%)
NASDAQ 2倍レバレッジ 19919円・+3719円・+23%(-2.4%)
NASDAQインデックス 18501円・+2291円・+14.1%(-2.2%)
S&P500インデックス 18805円・+2605円・+16%(-1.3%)
楽天レバレッジバランス 17770円・+1570円・+9.7%(-2.7%)
S&P500 2倍レバレッジ 8030円・+930円・+13.1%(-0.6%)
ダウ 3倍レバレッジ 8543円・+1443円・+20.3%(-1.6%)
先週は騰落の激しい一週間でしたが、通して見れば、どのファンドも「マイナス」という淋しい結果になってしまいました。
先週前半の下落に特別な理由はなく、利確や月末の調整によるものと思われるので、それほど心配する必要はなかった一方で、木曜の下落は、富裕層に対する「キャピタルゲイン税」の増税報道を発端とするものでした。
「年収1億円以上のアメリカ人が、株式売却等で利益を得た場合の税率を倍にする」という案で、われわれ日本の庶民にはまったく関係のない話なのですが、歴代の米大統領は就任一、二年目にムチの政策を実行し、三、四年目には再選に向けてアメをばら撒くという流れがあるらしいですね。
今回の報道で、この増税の影響がある程度織り込まれたのか、それとも実際に税制が導入される時点でより大きな下落(富裕層の駆け込み売却など)が起きるのかは、いまのところわかりません。
ただ、それによって株価が下がるとすれば、何ともありがたくない話です。