アマノジャクな株式相場
更新が久しぶりになってしまいましたが、毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で39週目を迎えました。
また今年から「S&P500」と「ダウジョーンズ」のレバレッジ投信の積立も新たに加えています。
ここまでの積立結果は次のとおりです。
2021/5/25時点 (積立第39週 累計積立額 各17800円/新規2投信は8700円)
評価額・収益・通算騰落率(前回比)
FANG+ 2倍レバレッジ 18959円・+1159円・+6.5%(-18.5%)
FANG+ インデックス 19300円・+1500円・+8.4%(-8%)
NASDAQ 2倍レバレッジ 19941円・+2141円・+12%(-11%)
NASDAQインデックス 19585円・+1785円・+10%(-4.1%)
S&P500インデックス 20517円・+2717円・+15.3%(-0.7%)
楽天レバレッジバランス 19400円・+1600円・+9%(-0.7%)
S&P500 2倍レバレッジ 9526円・+826円・+9.5%(-3.6%)
ダウ 3倍レバレッジ 10267円・+1567円・+18%(-2.3%)
記事の更新が止まっていたのは、いろいろと忙しかったせいもありますが、各ファンドや保有株の下落幅が大きくて、あまり書く気にならなかったというのが一番大きな理由です。
アメリカではワクチン接種がかなり行き渡って、経済は正常化に向かおうとしています。そうした時期に株価が下がるのは不思議なところですが、すべては現在の金融緩和政策が継続されるか、縮小されるかにかかっているようです。
こういう時には、よい経済指標が出ると、金融緩和が終わるのではないかとの憶測から株価が下がり、逆に悪い数字が出ると、緩和政策が続くのではないかとの期待から株価が上がるという、アマノジャクな値動きがしばしば見られます。
例えば、失業者数が減る(=雇用統計で良い数字が出る)のは実体経済の上では良いことなのですが、株価的にはマイナスと捉えられることが多いのは、そうした理由からでしょう。
(いまの株価に最も大きな影響を与えるのは「インフレ率」で、これが上がると金融緩和政策が終わると考えられて、株価が大きく下がります。)
こうした時の株式の売買は難しいので、あまり動かないのが一番ではないでしょうか。
やがて「金融相場」が「業績相場」へと変わり、良い指標が出る=素直に株価が上がる、という状況になるのを大人しく待つしかありません。
二月後半の下落も四月までには回復したように、五月分の下落も一、二ヶ月できっと戻してくれるにちがいありません(と、信じたいです)。