将来の金融緩和縮小(テーパリング)を示唆
毎日100円ずつ、レバレッジのかかった米国株投資信託を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と損益を比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で31週目を迎えました。
また今年から「S&P500」と「ダウジョーンズ」のレバレッジ投信の積立実験も新たに加えています。
ここまでの積立結果は次のとおりです。
なお今回は、グロース株の調整が始まる前の2/17との騰落率比較も行なってみました。
2021/3/28時点 (積立第31週 累計積立額 各14100円/新規投信は5000円)
評価額・収益・通算騰落率(前回比)(2/17比較)
FANG+ 2倍レバレッジ 15047円・+947円・+6.71%(-10.15%)(-46.07%)
FANG+ インデックス 15400円・+1300円・+9.21%(-4.92%)(-17.11%)
NASDAQ 2倍レバレッジ 14938円・+838円・+5.94%(-0.53%)(-21.95%)
NASDAQインデックス 15209円・+1199円・+8.5%(+0.47%)(-6%)
S&P500インデックス 15819円・+1719円・+12.19%(-0.34%)(+1.02%)
楽天レバレッジバランス 14855円・+755円・+5.35%(+2.02%) (-4.8%)
S&P500 2倍レバレッジ 5110円・+110円・+2.2%(-0.57%)(-3.3%)
ダウ 3倍レバレッジ 5581円・+581円・+11.62%(-3.91%)(+5.67%)
今週は日ごとに大きな価額変動がありましたが、一週間でみると、FANG+以外はそれほど変化のない7日間だったようです。
FANG+投信は、テスラと中国系企業の不調の影響が大きいですね。テスラは明らかに上がりすぎでしたし、中国系は政府の規制の問題で、当分は厳しいかもしれません。
また二月との比較では、ハイテク・グロース系、レバレッジ系投信の下落が大きく、S&P500やダウジョーンズがしっかりしていることがわかります。
個別株投資家には頭の痛いところですが、株価の調整局面ではやはりS&P500のインデックスが最強なのかもしれません。
なお今週はFRBのパウエル議長が、景気の動向によって金融資産の買い入れ額を将来縮小していく(テーパリング)ことを示唆したのが、注意すべきニュースだと思います。
金融緩和政策の縮小は、金融相場の短縮と、株価全体の抑制を意味するからです。