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ビートルズ「 GET BACK」 四人は予想外に仲良しだった

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/thebeatles.html

 今回は、投資以外の話題です。

 

 ビートルズの「LET IT BE」のレコーディング・セッションを記録したドキュメンタリー「GET BACK」3部作が、現在配信中です。

 8時間に及ぶそのフィルムを見た感想は「思っていたより、仲が良さそう」というものでした。

 

 これまでに広まっていた証言や、かつて上映された記録映画「LET IT BE」からは、レコーディング中の四人のギスギスとした雰囲気ばかりが伝わっていましたが、今回のフィルムでは、予想以上に楽しげに演奏する彼らの様子を見て取ることができました。

 

 もちろん今回の映像の中では、レコーディング中に数日間グループを離れたジョージの様子も描かれています。何度もポールから演奏にダメ出しをされた末に、ポールとジョンが二人で楽しげに「Two of Us」を歌うところを見せられたジョージは、もうビートルズから抜けると言って、家に帰ってしまいます。

 「かわりにエリック・クラプトンでも呼べばいいじゃないか」とすねてしまうジョージの気持ちは、私たち一般人にもよくわかるところでしょう。

 

 しかし数日後に説得に応じて彼が復帰してからは、最初こそギクシャクしていた空気も徐々にほぐれ、やがて冗談に笑い合いながら歌ったり演奏したり、といったリラックスした雰囲気に戻っていきます。

 これまでは現場の空気がどんどん冷えこんでいったように思われていましたが、決してそんなことはなく、レコーディングの最後までけっこう仲が良かったことが画面を通しても伝わってきました。

 

 それにしても、この時期のポールはまさに神がかっていますね。

 「LET IT BE」「The Long  and Winding Road」「GET BACK」など、普通の人なら一生に一曲書けるだけでも奇跡的な曲をほぼ同時期に書き、しかもそれらが一年以上もお蔵入りしたまま放置されることになるのですから、信じられません。

(さらにこのわずか数ヶ月後に、ポールはアルバム「アビーロード」を作り上げています。)

 

 ビートルズが終わりに近づきつつあることは四人とも感じていたでしょうが、ジョンはヨーコとイチャイチャしてばかりで真面目に向き合ってくれないし、ジョージは扱いにくいし、リンゴもかつてのようなムードメーカーにはなれないしで、ポールが強引に引っ張らざるをえなくなっていったのは、あるいは無理のないところかもしれません。

 しかしポールと他の三人の仲が決定的に悪くなるのは、アラン・クラインやフィル・スペクターが登場する、もう少し後の時期のことであるのが今回のフィルムからよくわかりました。

 

 あと、もう一つだけ感じたのは「ビートルズはものすごく演奏が上手い」ということです。