ダメ投資本あるある(アメリカ編その1)
今回から、「こんな投資本は買わない」シリーズのアメリカ編です。
1:高すぎる、分厚すぎる
アメリカ人の著者による投資本の最大の難点は、価格が高すぎることでしょう。
日本人による投資本は1000円台のものが多いのですが、アメリカ本は2000円台なら安い方、高いものだと数千円を超えることもしばしばです。
日本におけるアメリカ株の投資家は、日本株投資家の100分の1程度と聞いたことがあります。
最近のアメリカ株ブームで、今はもう少し増えていると思いますが、いずれにしろ、ただでさえ購買層が薄い上に、たとえ翻訳本であってもアメリカ人による投資本を買う人はさらにその一部になってしまうのでしょう。
そういう意味で、本の定価が高いのはある程度しかたがありませんが、それにしても一冊で6000〜7000円というのは行き過ぎですよね。
しかもそういう本に限って鬼のように分厚く、とても最後まで読み通す気にはなれません。
重要なところだけを抜き出して訳し、ページ数を削って、価格も半分にすればよいと思うのですが、定価が半分でもおそらく販売部数はあまり変わらず、それだと商売が成り立たないのでしょう。
以下、次回に続きます。