米国株レバレッジ投信 実験ブログ

アメリカ株を対象とするレバレッジ投信を実際に購入し、その成績を検証してみるブログです

FANG+インデックスは案外、安定

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(Yahooファイナンスより)

2020/12/12時点 (積立第16週 累計積立額 各7100円)

              評価額・収益・騰落率

黄:FANG+ 2倍レバレッジ 7820円・+1120円・+15.77%

紫:FANG+ インデックス  7631円・+531円・+7.47%

青:NASDAQ 2倍レバレッジ 7892円・+792円・+11.15%

緑:NASDAQインデックス 7448円・+348円・+4.9%

ピンク:S&P500インデックス  7447円・+347円・+4.88%

楽天レバレッジバランス 7451円・+351円・+4.94%

 

 毎日100円ずつ、レバレッジのかかった米国株投資信託を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と損益を比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で16週目を迎えました。

 ここまでの積立結果は上のとおりです。 

 

 今週で積立実験開始後、約4ヶ月が過ぎたので、ここまでの各ファンドの価額推移を、上のグラフを見ながら振り返ってみたいと思います。

(なおこのグラフは、実験開始日を0%とし、その後追加購入しない場合の騰落率を表しているので、積立購入の成績とは違っています。)

 

 グラフからもわかりますが、レバレッジのかかった二つのファンド(黄・青線)の上昇率や、上下動の大きさはある程度、予想したとおりでした。

 

 予想外だったのは、それぞれが単純に(「インデックス・ファンド」かける2倍)の上昇率というわけではなく、むしろそれを上まわっていることでした。この間、株価はけっこう変動していたので、定説によればレバレッジ投信は減価して、利益も2倍を下回るはずです。しかし2倍を上回る利益率を上げているということは、もしかすると為替ヘッジが効いているからなのでしょうか。

 

 またS&P500(ピンク)とナスダック100(緑)インデックスの価額推移は、思ったよりも連動しているようです。ナスダックの方がやや値動きが大きい程度だったのも意外でした。

 

 

 最も驚いたのは、一番リスクが高いと思っていたFANG系のファンドが、予想外に安定していたことです。

 

 特に「FANG +インデックス投信」(紫)は、一度もS&P500やナスダック・インデックスを下回ることがなく、値動きもかなり安定。さらに利益率はナスダック・レバレッジに近いので、予想以上に優秀なファンドなのかもしれません。

 ただしこの安定上昇は、たぶんテスラの株価の貢献が大きいのだと思います。同社のS&P500指数への組み入れ後に、もし株価が下落した場合には、これまでのようにうまくは運ばない可能性があります。アリババが中国政府と揉めているのも、もう一つの懸念材料ですね。