米国株レバレッジ投信 実験ブログ

アメリカ株を対象とするレバレッジ投信を実際に購入し、その成績を検証してみるブログです

ワクチン情報でセクター・ローテーション

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 毎日100円ずつ、レバレッジのかかった米国株投資信託を積み立て、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で12週目を迎えました。

 

 ここまでの積立結果は次のとおりです。 

 

2020/11/14時点 (積立第12週 累計積立額 各5200円)

           評価額・収益・騰落率

FANG+ 2倍レバレッジ 5314円・114円・+2.19%

FANG+ インデックス  5278円・78円・+1.5%

NASDAQ 2倍レバレッジ  5400円・200円・+3.84%

NASDAQインデックス 5312円・112円・+2.15%

S&P500インデックス  5380円・180円・+3.46%

楽天レバレッジバランス 5310円・110円・+2.12% 

 

 ようやく米大統領選挙の結果が見えてきたかたと思えば、今週は月曜にワクチン開発の情報が流れて、激しいセクター・ローテーションが起きました。 

 

 コロナ後を見据えて、ダウ・ジョーンズに代表されるオールド・エコノミーや景気敏感株に資金が流入する一方、コロナ下で値を上げてきたハイテク系、グロース系の株が急落したのです。

 その結果、S&P500のインデックス・ファンドが上昇し、ナスダックやFANG指数に連動する投信が値を下げた一週間となりました。

 

 ただし情報の出たワクチンはまだ治験段階とのことですし、保管にはマイナス70〜80度の環境が必要とのことなので、すぐに世界中にワクチンが普及して、コロナ感染がおさまるといった感じではないようです。またワクチン情報が出た後に、開発元のファイザー社CEOが保有していた自社株を売却し、巨額の利益を得たとも報じられています。

ファイザーCEOらも保有株売却、ワクチン期待で製薬株が急伸 - Bloomberg

 

 また今回は、通常なら数日から数週間をかけて起こるようなセクター間の資金移動が、わずか二日の間に起きてしまいました。そのため、水曜以降はリバウンドも見られましたが、金融緩和による金あまりの状況にある現在では、ワクチンが正式に承認された場合、さらに激しいセクター・チェンジも起こりそうです。

 

 私の個人ポートフォリオにはハイテク株やグロース株も多いため、いくつかの株式については、そろそろ売却を考え始めています。