織り込まれはじめたテーパリング
毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で52週目を迎えました。
ここまでの積立結果は次のとおりです。
2021/8/29時点(積立第52週 累計積立額 各24400円/新規2投信は15300円)
評価額・収益・通算騰落率(前回比)
FANG+ 2倍レバレッジ 30060円・+5660円・+23.2%(-0.8%)
FANG+ インデックス 28411円・+4011円・+16.4%(-0.8%)
NASDAQ 2倍レバレッジ 33104円・+8704円・+35.7%(+2.9%)
NASDAQインデックス 29500円・+5100円・+20.9%(+0.8%)
S&P500インデックス 29156円・+4756円・+19.5%(-0.6%)
楽天レバレッジバランス 28113円・+3712円・+15.2%(-0.8%)
S&P500 2倍レバレッジ 18094円・+2794円・+18.3%(+0%)
ダウ 3倍レバレッジ 18124円・+2824円・+17.5%(-4.7%)
投信実験の報告は二週間ぶりですが、この期間には上がったファンドと下がったファンドがあって、全体としては横ばいといった感じでしょうか。
ところで、先週末にはFRBのパウエル議長の講演があり、年内のテーパリング(金融緩和政策の縮小)開始と、政策金利の2022年までの据え置きが確認されました。
本来なら金融緩和の規模縮小は、株価にとっては大きなマイナス要因になります。しかし株式市場は不透明さを嫌うので、今回の発言によってむしろ安心感が広がり、金曜の米国株は全面的に上昇しました。
このパウエル議長の発言を受けて、年内のテーパリング開始は、徐々に株価に織り込まれていくことになるでしょう。
そうなれば、実際のテーパリングの開始とともに一時的に株が下がることはあっても、それほど長く下落は続かず、全体的な上昇基調は来年まで続いていくことになると思います。