9月の調整はどこまで続くか?
少し前に、「8月に大きく上げた年には、9月に同程度の調整が来るというアノマリーがある」と書きました。
その時には「レイバー・デイがその境になる」と書いたのですが、今年の調整はそれより早く来てしまったようです。
ただし具体的な理由があって、先週末の暴落が起きたというわけではなさそうです。
機関投資家による大規模な利確が、個人投資家の売りを誘って、広範な下落が起こった、という分析が多いようですね。いま思えば、その前日のハイテク株の暴騰も、この利確のための巧妙な誘い水だったのかもしれません。
しかし現在のアメリカは、FRBの緩和政策による「金融相場」のただなかにあります。
今回の株価調整がどの程度のものになるかわかりませんが、大きな目で見れば、株価の右肩上がりが続くことに変わりはないと思います。
パウエル議長も、当分は低金利政策を続ける、と明言したわけですし。
ただハイテク株の多くは割高になってきているので、個別株投資には注意が必要ですね。