ダメ投資本あるある(日本編その2)
前回に続き、「こんな投資本は買わない」シリーズ第二弾です。
2:頻繁に新刊を出している著者の本
これは前回とは逆のパターンで、毎年のように新刊を出している著者の本も、あまり信用していません。
成功した投資家はほぼ例外なく、確立された投資手法を持っています。
そうした手法は滅多に人に明かされませんが、気前の良い著者が本に書いてくれたとしても、投資手法はほぼ固まっているので、二冊目、三冊目の本にはもう書くことがなくなってしまいます。
それにもかかわらず、毎年のように本が出せるということは、時流に合わせて新しい手法を紹介したり、有望な新銘柄を掲載したり、ということなのでしょう。(例えばウィズコロナ銘柄はこれ、という感じで)
おそらくそうした著者は、本をもとにセミナーを開いたり、講演会に呼ばれたり、で生活しているのだと想像します。
もしかすると、それらの著書を真面目に読めば、上昇する銘柄や有効な手法を学べるのかもしれません。
しかし人間の時間やエネルギーは有限ですから、私自身はそうした本に時間を割く気にはまったくなれません。