米国株レバレッジ投信 実験ブログ

アメリカ株を対象とするレバレッジ投信を実際に購入し、その成績を検証してみるブログです

散々だった一月市場

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青S&P500  赤ダウジョーンズ 緑ナスダック

 久しぶりの記事になってしまいましたが、一月のアメリカ市場はとにかく散々でしたね。

 

 上がるかと思えばまた下がり、の連続で、私の個人資産額は昨年十一月の最高時に比べて「マイナス20%」ぐらいの感じではないでしょうか。

 

 コロナショック時ほどの激烈な下げではなかったものの、ジワジワと下がり続けるのを見るのは身体に悪いものです。(雰囲気として現在は、コロナショックよりも2018年末の下落時に似ていますね。)

 

 オミクロン拡大に始まって、ウクライナ問題やインフレ、利上げ決定などが重なって、何となく今はあまり明るい見通しを持てそうにありません。

 後になってから振り返ると、「この時が買い場だった」ということになるのかもしれませんが、現在の状況で買えるのは、よほど心臓の強い人だけではないでしょうか。

 

 ただしこれまでの経験から、こういうときに売るとそれが底だったということも多いので、一月はほとんど売買をしませんでした。

 

 とりあえず、今年一年の目標は「年間でプラスマイナス・ゼロ」にしたいと思います。

 

米国レバレッジ投信 年間騰落率比較

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yahoo finance より

 以前の記事で、「2倍レバレッジ 投信」は一般的な「インデックス投信」の上昇率の1.5倍前後の利益率なのではないかと書きました。

 それを確かめてみるために、今回は米株の各インデックスについて、レバレッジ投信の倍率ごとに今年の「年間騰落率」を調べてみました。

 

 なお日本に該当する投信のないものについては、米国ETFの騰落率を参考としています。

 

           昨年末価額・現在価額・年間騰落率

 

S&P500 3倍レバレッジ    71.12ドル・146.14ドル・+105%

S&P500 2倍レバレッジ      14455・23639円・+64%

S&P500インデックス   12207円・17606円・+44%

 

ダウ 3倍レバレッジ   22673円・+38629円・+70%

ダウ 2倍レバレッジ   24210円・33750円・+39%

ダウ インデックス       30550円・40950円・+34%

 

NASDAQ 3倍レバレッジ  12859・24166円・+88%

NASDAQ 2倍レバレッジ  26921・42484円・+58%

NASDAQインデックス   15722円・22450円・+43%

 

FANG+ 3倍レバレッジ   28.86ドル・37.95ドル・+31%

FANG+ 2倍レバレッジ   14453円・18728円・+30%

FANG+ インデックス     22395円・29409円・+31%

 

 この結果を見ると、「S&P500」は上昇や下落が比較的緩やかなので、3倍レバレッジ が最も有効(インデックス投信の2.5倍の上昇)なようです。

 「ナスダック」も3倍レバレッジ が有効(インデックス投信の2倍の上昇)ですが、変動が激しいために、上昇率がやや低くなっています。

 レバレッジが一番有効でないのは「FANG+」で、どの投信もインデックス・ファンドとほぼ同じ成績になっています。

 

 世間では「レバナス」が人気のようですが、2021年に限っては「S&P500」のレバレッジ投信が最も効率が良かったという結果になりました。

 

今年の投資 振り返り ②年間収益編

f:id:ange02:20211230154519j:plain 「今年の投資振り返り」の後編では、この一年間の個人金融資産の変化を振り返ってみたいと思います。

 

(資産分類) (資産中の割合) (年間収益/増減率)

全金融資産  (100%)    +13.9%

 米国個別株 (49%)  +16.7%

 日本個別株 (3%)   +11.8%

 投信・ETF    (12%)  +50%

 暗号資産  (10%)  +2%

 現・預金  (26%)  -4%

 

*S&P500指数  年間+28%(円安効果も加算なら44%)

 

  上のとおり、今年の総資産の増減率は、トータルで「+13.9%」でした。

 この数字だけなら「まずまず」の結果に見えるかもしれませんが、「S&P500指数」の上昇率が年間で+44%!(円安効果もあり)ですから、約3分の1の完敗だったことになります。

 

 一番上のグラフは、私の「個人ポートフォリオ」(日本株・投信をのぞく)と「S&P500指数」(青線)の年間成績を比較したものです。

 これを見ても、S&P500を上回っていたのは二月までで、それ以降は下降相場のたびに大きく引き離されてしまったことがわかります。

 

 その原因ははっきりしていて、「小型グロース株の下落」と「暗号資産(仮想通貨)の伸び悩み」です。

 「暗号資産」の方はこの先の値上がりにまだ期待したいところですが、「小型グロース株」については金利上昇に弱いことがわかっているので、22年の再浮上(業績相場の本格化)に期待するか、もうそろそろ売るべきなのかが難しいところです。

 

 一方、好調だったのは「投信・ETF」のカテゴリーです。

 そのほとんどは米株インデックスに連動した「レバレッジ投信」なので、素直にそれらだけを買っていれば、はるかに良い成績が得られたはずでした。

 なお「現・預金」の-4%は、年末に大きめの支出があった分、預金額が減ったせいです。

 

 いずれにしろ、来年こそはS&P500に勝ちたいものですね。

 

今年の投資 振り返り ①投信実験結果

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 今年も残りわずかになってきたので、そろそろ一年の投資成績を振り返ってみたいと思いますが、この記事では、いつもの「アメリカ株レバレッジ投信実験」の結果を報告しておきましょう。

 

 今週で69週目を迎えた積立結果は、次のとおりです。  

 

2021/12/28時点(積立第69週 累計積立額 各32000円/下段2投信は22900円) 

 

             評価額・収益・通算騰落率(前回比)

FANG+ 2倍レバレッジ   40436円・+8436円・+26.7%(+4.1%)

FANG+ インデックス     39230円・+7230円・+22.6%(+3.7%)

NASDAQ 2倍レバレッジ  47003・+15003円・+46.9%(+11.1%)

NASDAQインデックス   41705円・+9705円・+30.3%(+6.6%)

S&P500インデックス   40988円・+8988円・+28.1%(+6.3%)  

 

S&P500 2倍レバレッジ      29216・+6316円・+27.6%(+9.5%)

ダウ 3倍レバレッジ   28086円・+5186円・+23.6%(+13.3%)

 

 この一週間ほどの復調で、十一月後半から十二月前半にかけてのオミクロン下落の分はほぼ取り返し、米株の3指数もまた史上最高値に近づいてきました。

 現在のアメリカ株やインデックス投資の強さを物語るような数字ですね。

 

 ただし私の個別株ポートフォリオは、まだまだ回復途上の状態です。

 「レバレッジ投信は下落に弱い」というのがもっぱらの説ですが、むしろ今回の様子を見ると、指数に連動するレバレッジ投信よりも、中小の個別ハイパーグロース株の方が下落の幅が大きく、また回復も遅いようです。

 

 なお、この積立実験を始めて一年半ほどの観察によれば、2倍のレバレッジがかかった投信は、一般のインデックス投信の約1.5倍ほどの上昇率になるようです。

 もちろん、これは上昇相場の中で毎日積み立てを行なった場合の結果ですから、最初に一括投資をした場合や、下降相場、3倍レバレッジの投信などについては全く別の結果が出ると思います。

 

ビートルズ「 GET BACK」 四人は予想外に仲良しだった

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/thebeatles.html

 今回は、投資以外の話題です。

 

 ビートルズの「LET IT BE」のレコーディング・セッションを記録したドキュメンタリー「GET BACK」3部作が、現在配信中です。

 8時間に及ぶそのフィルムを見た感想は「思っていたより、仲が良さそう」というものでした。

 

 これまでに広まっていた証言や、かつて上映された記録映画「LET IT BE」からは、レコーディング中の四人のギスギスとした雰囲気ばかりが伝わっていましたが、今回のフィルムでは、予想以上に楽しげに演奏する彼らの様子を見て取ることができました。

 

 もちろん今回の映像の中では、レコーディング中に数日間グループを離れたジョージの様子も描かれています。何度もポールから演奏にダメ出しをされた末に、ポールとジョンが二人で楽しげに「Two of Us」を歌うところを見せられたジョージは、もうビートルズから抜けると言って、家に帰ってしまいます。

 「かわりにエリック・クラプトンでも呼べばいいじゃないか」とすねてしまうジョージの気持ちは、私たち一般人にもよくわかるところでしょう。

 

 しかし数日後に説得に応じて彼が復帰してからは、最初こそギクシャクしていた空気も徐々にほぐれ、やがて冗談に笑い合いながら歌ったり演奏したり、といったリラックスした雰囲気に戻っていきます。

 これまでは現場の空気がどんどん冷えこんでいったように思われていましたが、決してそんなことはなく、レコーディングの最後までけっこう仲が良かったことが画面を通しても伝わってきました。

 

 それにしても、この時期のポールはまさに神がかっていますね。

 「LET IT BE」「The Long  and Winding Road」「GET BACK」など、普通の人なら一生に一曲書けるだけでも奇跡的な曲をほぼ同時期に書き、しかもそれらが一年以上もお蔵入りしたまま放置されることになるのですから、信じられません。

(さらにこのわずか数ヶ月後に、ポールはアルバム「アビーロード」を作り上げています。)

 

 ビートルズが終わりに近づきつつあることは四人とも感じていたでしょうが、ジョンはヨーコとイチャイチャしてばかりで真面目に向き合ってくれないし、ジョージは扱いにくいし、リンゴもかつてのようなムードメーカーにはなれないしで、ポールが強引に引っ張らざるをえなくなっていったのは、あるいは無理のないところかもしれません。

 しかしポールと他の三人の仲が決定的に悪くなるのは、アラン・クラインやフィル・スペクターが登場する、もう少し後の時期のことであるのが今回のフィルムからよくわかりました。

 

 あと、もう一つだけ感じたのは「ビートルズはものすごく演奏が上手い」ということです。

 

今年の失敗投資 ワースト3

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 今年も、そろそろ終わりが近づいてきました。

 

 株式市場では、日米ともに一進一退が続いていますが、私の個人ポートフォリオは十一月以来、全く元気がありません。

 そこで今回は、今年の投資を振り返って、失敗だった点を挙げてみたいと思います。

 

第3位「仮想通貨投資」

 これはひどく失敗だったというわけではないのですが、少なくともいまのところ、期待はずれが続いている投資です。

 

 私の希望としては、年末には悪くても投資額の2倍、うまくいけば3〜4倍の値上がりがあるのではないかと思っていたのですが、現状では「プラス 数%」前後を行ったり来たりしている感じです。

 

 そして、その理由は明らかで、投資時期が遅すぎたことに尽きるでしょう。

 

 昨年来、「半減期」からその翌年にかけて大きな価格上昇があることは予想していたのですが、2017年末の「仮想通貨バブル」とその後の崩壊のイメージがあって、どうしても投資に踏み切れずにいました。

 そうした状況の中、昨年10月頃からビットコインの上昇が始まったのを見て、ようやく投資を始めたのが、今年の二月。それ以降の価格は残念ながら、上がったり下がったりを繰り返しています。

 昨年春の半減期前後に思い切って購入に踏み切っていれば、最高時で7〜8倍、現在でも5〜6倍の価格にはなっていましたから、明らかに購入時期が遅すぎました。

 

 

第2位「損切り」失敗で「塩漬け」

 私の投資スタイルは、目をつけた株式や投信をまず少額分、購入し、しばらく観察を続けて、調子が良ければ徐々に買い増す、悪ければ売却するというものです。

 

 そのまま上昇や下降が続けばわかりやすいのですが、少し上がった後で下落に転じたりすると、かえって売り時を逃したまま持ち続け、損切りもできずに塩漬けになってしまうことが時々あります。

 現在の保有銘柄でいえば、個別株なら「エクスピワールド」と「シー」、投信なら「グローバル・プロスペクティブファンド」などがこれにあたります。

 

 いずれも少額の保有なので、マイナス額もそれほど大きくはないのですが、持っているだけで気分が悪いことに変わりはありません。

 

 

第1位「利確」ができず、利益激減

 十一月半ば以降の不安定な相場では、特に(中小の)グロース株が急落してしまいました。

 

 私の保有株の中にも、一時はダブルバガー、トリプルバガーに近いものがいくつかあったのですが、この急落に巻き込まれて、大きく利益を減らした銘柄が少なくありません。

 上の第2位の「損切り失敗」銘柄はもともと保有量が少ないので、資産全体への影響はあまりないのですが、この第1位の「利確逃し」銘柄は保有量が多めなので、ポートフォリオへの影響もかなり大きくなります。

 具体的には「スクエア(現・ブロック)」「ピンタレスト」「ファイバー」「ドキュサイン」などがその例です。

 

 こうして振り返ってみると、「損切り」にしても「利確」にしても、私の場合はとにかくタイミングを逃して、売却が遅れることが多いようです。

 ただし、私の投資の基本姿勢は「バイ&ホールド」と「損小利大」なので、おそらく来年以降も同様の失敗は続くことになるのでしょう。

 

実写版「カウボーイビバップ」はキャスティングで大失敗

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cowboy bebop

 今回の話題も、投資とは関係がありません。

 

 世界中で人気となった日本発のアニメーション「カウボーイビバップ」が、ネットフリックスで実写ドラマ化されると聞いて、期待をふくらませたファンも多かったのではないでしょうか。

 私も原作放映時から見ていたのですが、発表されたキャスト写真(上画像)を目にした瞬間、これはダメだ。。。と思ってしまいました。

 案の定、続編制作が予定されていたにもかかわらず、第1シーズンでの打ち切りが先日発表されました。

 

1:キャスティングがダメ

 今回の失敗の最大の要因は、やはりキャスティングの悪さでしょう。

 私の中では、主人公のスパイクは(松田優作ブルース・リー)÷2だったのですが、実際のキャストは少しやせたジャッキー・チェンのような感じで、まったく受け入れられませんでした。ヒロインのフェイも日本人から見ると全然、魅力を感じられないし、かろうじて許せたのは主人公の相棒ジェット役の俳優ぐらいだったでしょうか。

 一番ひどかったのは敵役のビシャスで、冷酷な二枚目でなければいけないのに、実写版では小汚いサイコおやじになってしまっていました。

 

2:キャラクター設定がダメ

 アニメ版のスパイクやジェット、フェイは賞金稼ぎであって、殺し屋ではないので、できるかぎり相手を殺しません。作中では多くの人が死にましたが、それらは自分の身を守るためか、止むに止まれぬ事情があるときにかぎられていました。

 一方の実写版では、アニメ版のような繊細な設定はなく、彼らは躊躇なく人を殺します。無抵抗の相手や必要のない人まで殺すので、ただのアメリカ風アクションドラマといった趣きになっていました。

 おまけに、親バカのジェット、哀願するビシャス、腹黒いジュリアなど、原作ファンが首をひねる設定の連続でした。

 

3:雰囲気がダメ

 アニメ版では、舞台設定は猥雑であっても、台詞や音楽などの端々から、おしゃれな大人の雰囲気が感じられました。それに対して実写版は、薄汚れた世界で大味なストーリーが展開されるだけで、洗練されたおしゃれさはほとんどありませんでした。

 

4:演出がダメ

 日本のアニメーションが人気があるのは、たとえ予算が少なく、作画にお金をかけられなくても、優れた演出力と繊細なストーリー構成によって、それらをカバーしているからでしょう。

 一方、例えば中国のアニメがたっぷり予算をかけた綺麗な絵で作られていても、まったく面白くないのは、これらが欠けているからにほかなりません。

 

 世界のエンターテインメント業界では絶えずコンテンツが不足しているので、日本のマンガやアニメが実写映画・ドラマ化されることも増えてきました。

 しかしそれらのほとんどが失敗に終わるのは、日本のマンガやアニメを面白くしているのが、日本独自の演出やストーリーであることをアメリカの製作者が理解していないからでしょう。

 

5:これからの実写版に望むこと

 ですから、許諾権を持つ日本側の企業はただ制作の権利を売るだけではなく、キャスティングやストーリー、ディレクションにも発言権を持つような契約にしないと、これからも大味なハリウッド映画風の失敗作が生み出され続ける気がします。

 

 これまでに作られた日本アニメのアメリカ版実写や3D・CG映画で、かろうじて見られたのは「攻殻機動隊」ぐらいでしたが、これには日本のプロダクションIGが深く関わっていたと聞いています。(そのかわりアメリカの評判は散々で、興行的にも失敗だったらしいですが。)

 

 現在ネットフリックスでは実写版「ワンピース」を製作中のようですが、今回と同じ轍を踏まないように頑張ってほしいところです。

オミクロン・プチショックは終わったのか?!

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NASDAQ指数

 毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で66週目を迎えました。

 

 ここまでの積立結果は次のとおりです。  

 

2021/12/7時点(積立第66週 累計積立額 各31200円/下段2投信は22100円)  

 

             評価額・収益・通算騰落率(前回比)

FANG+ 2倍レバレッジ   38251円・+7051円・+22.6%(-18%)

FANG+ インデックス     37093円・+5893円・+18.9%(-9.7%)

NASDAQ 2倍レバレッジ  42385・+11185円・+35.8%(-13%)

NASDAQインデックス   38607円・+7407円・+23.7%(-6.9%)

S&P500インデックス   38014円・+6814円・+21.8%(-4.7%)  

 

S&P500 2倍レバレッジ      26106・+4006円・+18.1%(-7%)

ダウ 3倍レバレッジ   25030円・+2930円・+13.3%(-6.9%)

 

 オミクロン変異株のせいで、この二週間は、どのファンドも大きく値が下がりました。

 

 欧米ではロックダウンに対する拒否感がかなり強いので、過剰とも言うべき激しい反応が見られたのでしょう。(日本のような集団自粛社会と違って、欧米は個人主義の国なので、厳しいロックダウン措置を取らないと誰も言うことを聞かないのです。)

 

 私の保有株に目を転じると、GAFAM(いまはGAMAM?)などの大型株にはそれほど大きな影響はありませんでしたが、中小型のハイパーグロース株は特に値が下がってしまいました。

 以前から続いていた金利上昇とのダブルパンチで、去年からの値上がり分をすっかり吐き出してしまった株もいくつかあります。

 

 二週間前の資産総額と比較すると、今週に入ってからの上昇のおかげで、なんとかマイナス5%にまで回復しましたが、一番ひどかったときにはマイナス10%近くまで下がったこともありました。

 

 年末までの個人的な目標は、以前は、S&P500インデックスの今年の上昇率に追いつくことでした。しかし現在は、十一月半ばの資産額まで、どうにか復帰することに変わってしまいました。

 

あの株 売らずに持っていれば・・・

f:id:ange02:20211123171743j:plain 個別株の売買をしている人なら

「あの時、あの株を売らずに、ずっと持ち続けていれば・・・」

という経験が誰にでもあると思います。

 

 今回の記事では、そんな中で個人的に「後悔率」の高いものを、思いつくままに挙げてみたいと思います。

 

グーグル(アルファベット)

私の買値 1175ドル 私の売値 1187ドル(+1%) 現在値 2926ドル(+149%)

アドビ

買値 262ドル 売値 247ドル(-6%) 現在値 673ドル(+156%)

ペイパル

買値 89ドル 売値 85ドル(-4%) 現在値 189ドル(+111%)

アマゾン

買値 1755ドル 売値 1935ドル(+10%) 現在値 3572ドル(+103%)

ネットフリックス

買値 404ドル 売値 330ドル(-19%) 現在値 659ドル(+62%)

AMD

買値 31ドル 売値 32.4ドル(+4%) 現在値 152ドル(+380%)

スクエア

買値 95ドル 売値 58ドル(-39%) 現在値 211ドル(+121%)

コストコ

買値 302ドル 売値 302ドル(+0%) 現在値 539ドル(+78%)

フレッシュペット

買値 43ドル 売値 44ドル(+2%) 現在値 111ドル(+108%)

ムーディーズ

買値 223ドル 売値 222ドル(-1%) 現在値 384ドル(+71%)

ゾエティス

買値 126ドル 売値 125ドル(-1%) 現在値 224ドル(+77%)

ショッピファイ

買値 445ドル 売値 439ドル(-2%) 現在値 1595ドル(+229%)

S&Pグローバル

買値 266ドル 売値 263ドル(-2%) 現在値 458ドル(+71%)

MSCI

買値 347ドル 売値 348ドル(+0%) 現在値 636ドル(+83%)

プール

買値 286ドル 売値 292ドル(+2%) 現在値 559ドル(+94%)

アトラシアン

買値 186ドル 売値 187ドル(+1%) 現在値 403ドル(+115%)

 

 これらの株の中には、一部を売っただけで残りはまだ持ち続けている銘柄や、その後また買い直したものも含まれています。

 しかしいまから見れば、ほとんどの株が、そのまま持っていればダブルバガーになっていました。

 これらに目をつけたという意味で「先見の明」はあったものの、売り時を間違えるという「判断力と忍耐力のなさ」が表れたリストとも言えるでしょうか。

 

 こうした株を売るパターンは、ほぼ決まっていて

1:いったん下がった後、買値近くに戻ったので売った「やれやれ売り」(ほとんどが、これ)

2:あまり値動きがなく、我慢しきれずに売った「ジリジリ売り」(コストコなど)

3:コロナショックの直後に売った「狼狽売り」(ショッピファイなど)

4:購入後に下がり続けて、仕方なく売った「損切り」(ネットフリックスなど)

のどれかに当てはまります。

 

 しかし人間の性格はなかなか変わらないので、上の「3」以外は、これからも繰り返すと思います。

 こうした失敗をしないですむだけでも、「インデックス投資」はやはり偉大と言うしかありませんね。

 

ビットコイン価格予想 国内外どちらが正しいのか?

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https://twitter.com/JesseOlson/status/1462174293928808448

 現在のビットコイン価格は最高値から15%ほど下落して、1ビットコイン=670万円前後で取引されています。

 

 仮想通貨取引に関する私の最大の情報源はTwitterだと前に書きましたが、これからのビットコイン価格の見方については、日本の投稿と海外のツイートでかなり異なっているようです。

 

 私がフォローしている国内のツイートには、「いまが暴落の瀬戸際」「今回の上昇相場はもう終わり」といった悲観的な意見が散見されました。

 一方、海外のツイートには「十一月の調整は予定どおり」「現在の下落から回復すれば、放物線状に価格が上昇するだろう」などの楽観的な論調が目立ったように思います。

 

 私はまだまだ仮想通貨投資の初心者なので、どちらの見解が正しいのだろうかと、ここ何日か値動きを注視していました。その結果はまだ完全には出ていませんが、どうやらひとまず今回の下落は底を打ったように思います。

 

 海外のツイートを信じるとすれば、1ビットコインの価格は十一月末には900〜1000万円、十二月中には1500〜3000万円に達するとのことです。

 また今年の上昇は12月20〜25日ごろに天井を迎え、それからはベア・マーケット(下落相場)入りするとのことなので、本当にそうした価格推移をたどるのかどうか、これからも注目していきたいと思います。

 

アメリカ株投信 積立実験結果

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「S&P500指数」

 

 毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で64週目を迎えました。

 

  ここまでの積立結果は次のとおりです。  

 

2021/11/20時点(積立第64週 累計積立額 各30100円/下段2投信は21000円)  

 

             評価額・収益・通算騰落率(前回比)

FANG+ 2倍レバレッジ   42326円・+12226円・+40.6%(-4.3%)

FANG+ インデックス     38702円・+8602円・+28.6%(-1.3%)

NASDAQ 2倍レバレッジ  44803 ・+14703円・+48.8%(+0.8%)

NASDAQインデックス   39326円・+9226円・+30.6%(+1%)

S&P500インデックス   38079円・+7979円・+26.5%(+0.4%)  

 

 S&P500 2倍レバレッジ    26269・+5169円・+25.1%(-0.5%)

ダウ 3倍レバレッジ   25235円・+4235円・+20.2%(-5.2%)

 

 前回の記事から約二週間が経ちましたが、各ファンドともその間、あまり大きな値動きはありませんでした。

 

 もう少し米株は上がると思っていたのですが、ようやく原油価格も落ち着いてきたようですし、この後は年末まで小刻みな上下を繰り返しながらも、市場は緩やかな上昇を続けていくのではないでしょうか。

 

 その一方で不安材料はといえば、やはりアメリカのインフレ(物価上昇)率です。

 これが高いままだと、来年予定されている政策金利の引き上げ時期が前倒しになり、結果として、株価の上昇も早めに抑えられてしまうからです。

 

 一方の日本はといえば相変わらずのデフレで、物価が上がらないかわりに、給料も上がらず、したがって消費も喚起されない状況が続いています。

 この十年で日本の給与水準は、「アメリカ並み」から「韓国並み」に下落したそうですし、経済政策が明らかに間違っていると思うのですが、誰もそれを変えようとしないのが不思議ですね。

 

ビットコインの年末価格予想

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https://twitter.com/TechDev_52/status/1457404146764627974

 

 ビットコインイーサリアムともに、仮想通貨は史上最高値の更新が続いています。

 

 私が仮想通貨(暗号資産)投資を始めたのは今年になってからなので、まだまだ素人の域を出ていないと思います。

 そして、そんな私にとって、いまのところ最も役に立っている情報源は「Twitter」(しかも海外の投稿)です。

 

 国内のツイートは、短期トレードのためのチャート分析が多い気がしますが、海外の投稿には長期投資のためのテクニカル分析が多く、私の投資スタイルに合っているからです。

 

 それらのツイートを読んでいると、ビットコイン価格は「半減期」(直近は2020年)を挟んで、四年ごとに同じパターンで推移していることがわかります。

 

 一番上のグラフは、八年前、四年前の「仮想通貨バブル」時の年末の価格推移と、今年のグラフを比べたものです。

 もしこのグラフ通りに推移するなら、今年の年末には「1ビットコイン=2000万円」になるはずなのですが、はたしてそううまくいくのでしょうか。

 

 

米株は年末ラリーへ

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yahoo!finance.comより

 

 毎日100円ずつ、米国株レバレッジ投信を積立購入し、レバレッジのかからない同じインデックスの投信と比較していく「アメリカ株レバレッジ投信実験」は、今週で62週目を迎えました。

 

  ここまでの積立結果は次のとおりです。  

 

2021/11/8時点(積立第62週 累計積立額 各29200円/下段2投信は20100円)  

 

             評価額・収益・通算騰落率(前回比)

FANG+ 2倍レバレッジ   42303円・+13103円・+44.9%(+24.1%)

FANG+ インデックス     37933円・+8733円・+29.9%(+12.8%)

NASDAQ 2倍レバレッジ   43214・+14014円・+48%(+23.1%)

NASDAQインデックス   37861円・+8661円・+29.6%(+12%)

S&P500インデックス   36831円・+7631円・+26.1%(+8.4%)

楽天レバレッジバランス 34511円・+5611円・+19.4%(+8%)   

 (楽天レバレッジのみ、累計積立額28900円)

 

 S&P500 2倍レバレッジ    25246・+5146円・+25.6%(+13.7%)

ダウ 3倍レバレッジ   25198円・+5098円・+25.4%(+13.8%)

 

 ここに積立結果を書くのは約一ヶ月ぶりですが、この間に各ファンドとも派手に上がりました。

(なお、低金利金利上昇局面では、「債権」を含む「バランス投信」の成績はどうしても悪くなるので、「楽天レバレッジバランス・ファンド」の毎日積立は先週で停止しました。これからは少しずつ取り崩して、他のファンドの購入資金に充てたいと思います。)

 

 また一番上のチャートは、米景気の先行指標の一つと言われる「ダウ輸送株指数」です。

 これを見ると、アメリカの景気は四月以降、緩やかな下降を続けていたのですが、十月を境に再び上昇フェーズに入ったことがわかります。

 

 九月〜十月といえば、恒大や長期金利の上昇、米政府の債務上限問題などで市場が揺れた時期でした。

 これらの問題は完全に解決されたわけではなく、実は先送りされただけなのですが、この時の株価調整でアクが抜けたのか、そのあとは一貫して上昇基調が続いています。

 

 長く懸念されていた「テーパリング開始」問題も無事に乗り切ったので、突発的な事件がないかぎり、これからは年末にかけて株価上昇が続いていくのではないでしょうか。

 

今月からテーパー開始?

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 アメリカ株式市場では、3指数ともに史上最高値付近での値動きが続いています。

 

 日本でも、米株に投資している人は「金融資産額が自分史上最高」という場合が多いのではないでしょうか。

 

 それにしても私たち小市民が、ない知恵を絞り、少ない予算をやりくりして必死に頑張っているのに、その投資にかかる税金を上げようというのはやめてほしいですね。

 日本市場では自民党が勝ったといって安心しているようですが、大企業に甘く庶民には冷たい政党ですから、あまり浮かれてばかりはいられないと思います。

 世界ではインフレが進むのに、日本だけは給料が上がらず、デフレが続いて地盤沈下。そうなるとさらに円安が加速して、円建のみの資産では、知らないうちに目減りしていくのではないでしょうか。

 

 ところで私自身のポートフォリオは、まずまず好調といったところです。

 

 ただし、主力株のアマゾンとアップルが決算に失敗。

 ビザやマスターカード、ペイパルといった支払い系も相変わらず低空飛行を続けています。

 フェイスブックはまたしても内部告発スキャンダルに見舞われて、社名変更。

 ピンタレストもペイパルに買収されるとの噂が立ち消えになって、下落に拍車がかかりました。

 

 ということで、全体としてはじわじわ上がっているのですが、個別に見れば、玉石混交といった感じです。

 

 また今週の米FOMCで、いよいよテーパリング開始が決定されるという説が、もっぱらのようですね。

 ただしそのことはすでに十分に織り込まれているので、株価への影響は限定的ではないかと思います。

 

ルパン三世 惜別 小林=次元

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https://lupin-pt6.com/episode/

 今回は投資と全く関係ない話です。

 

 録りだめてあった「ルパン三世 パート6」第一話を、いまさらになって見ました。

 この回はまるまる、次元大介を演じた声優・小林清志のためのエピソードになっていて、驚いてしまいました。

 

 放送第二回からは次元役の声優が交代するため、小林にとっては、50年にわたって続けた次元としての最後の収録。

 若いファンには、このエピソード中のセリフの意味が十分に伝わらなくても、かまわないというぐらいに、スタッフの強い思い入れが感じ取れる回でした。